磁石

文体混同

シフトキーの数

昨日twitterに書いたことなんだけど、整理とかのためにここにも。

 

qwertyを見ていて、なんとなくではあるが、月2-263みたいなシフトキーが2つと少なめでしかもその頻度が高い、同じキーを短時間に何度も打つ配列は、あまり高速打鍵に向かないのでは、と思った。

同時打鍵方式は高速で打つ際に早く押して早く離すということが重要らしいんだけど、順次打鍵方式はその必要がなくて、早く押すということに集中すればいい、離すのは意識する必要がなく気がついたら離れていたくらいでいい、というのが今の感覚。で、清濁別置で適当に考えてみると、単打に頻度が高いものを上から詰めていって、シフト文字の頻度を計算すると、約24%という結果になる。(ちなみに、花配列のサイトによると、濁点後置で似た感じで計算するとシフト文字の頻度は約14%になり、これに伴うシフトキーの使用頻度は約12%らしい。濁点が表にある分の差が出た感じ。)シフトキーが2つとすると、半分ずつに割ったとして約12%が2つあることになる。同じキーを10回に約1.2回打つ、これが、高速打鍵の妨げになるのでは、短時間に何度も打つよりかは、たとえ単打面に余裕がなくてもシフトキーを更に複数のキーに分散させたほうが早いのでは、ということ。濁点後置なら、濁点を分散させる(意味不明)ほうがいいのではということ。(New Stickneyみたいな、濁点キーで小文字も打つ配列さえあるというのに。)なぜなら、そんなに高頻度で打つとなると、高速で打つ際に、前に押した状態が残っていて、早く離すということを意識しないといけなくなるから。それなら同時打鍵でいいじゃん。しかも、シフトキーが多いということは、シフト文字の範囲が狭くなる、つまりシフト文字が打ちやすくなるということでもある。高速打鍵で打ちやすい組み合わせは、特にアルペジオなんかはほぼほぼ1打に感じられるほどなので、そのメリットも考慮すると、こっちのほうがいいんじゃない?

まあそういうことをすると、例えば星配列とか、sdklシフトなんだけど、「こ」「で」「ま」「が」がシフト文字になったりして、それって本当にそんなとこにシフトおいてまでする必要あるか、効率ちょっと低めじゃね、というふうになる。(あくまで例として出しただけで、批判してるつもりは全くない。)まあ、この考えに基づけばいいんだろうけど、うーん。

で、その一つの解決策として、シフトキーとなにか文字を共有する、というものがある。例えば月見草v2は、「、」「。」「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などをシフトキーと共有することによって、4シフトだけどメジャーなものは単打で打てるようになっている。高速打鍵をするという目的で開発されたのではないかもしれないけど、シフト文字もさっき書いたとおりメジャーなものは範囲が狭くなって打ちやすくなっているように見える。

その点コノシロ配列みたいな、シフトキーが4つ5つあるけど、頻度が偏りすぎているのは、あまり高速打鍵に向いていないのかもしれない。まあ、そこまで高速打鍵する域にはまだ全然届いてないんだけど。

qwertyを見て思った、というのは、母音が5つあるから。まあ、実際はそうでもないみたいだけど。*1

あと、これは手作業で配列考えるときしか役に立たないんだけど、シフトキーみたいな、連接をあとから自分で決められるキーが多いのって、単打を作るときも、シフト面を作るときも、とても助かる。邪魔だなあとは思うんだけど、上位文字同士での連接が特に多くて手を焼く「し」なんかとは、よく同じ指に置こうと考えたりする。これだけシフトキーが多ければ、連接に困ることもそうそうないだろうし。

追記:

プログラムについて学んでからまた考えます